B型肝炎インターフェロンとは?

B型肝炎インターフェロンとは?

そもそもインターフェロンとは?

そもそもインターフェロンとは? インターフェロンとはウイルスや病原体などの異物の侵入に反応して細胞が分泌するタンパク質を意味し、ウイルスや病原体などの異物の増殖を抑制する因子として利用されています。
1954年に日本の研究者によって発見された「ウイルス干渉因子」がインターフェロンと命名された訳です。そして、1980年前後にインターフェロンが悪性腫瘍に効果があることが解かり、抗癌剤としても使われています。

インターフェロンはB型肝炎とC型肝炎の抗ウイルス薬 現在、インターフェロンはB型肝炎とC型肝炎の抗ウイルス薬や、多発性骨髄腫や慢性骨髄性白血病などの抗癌剤として使われています。
現在、B型肝炎とC型肝炎の抗ウイルス薬として使われているインターフェロンは、「オーアイエフ」「イントロンA」「IFN」「フェロン」などがあります。

インターフェロンの副作用は発熱・だるさ・頭痛・筋肉痛など インターフェロンの副作用は発熱・だるさ・頭痛・筋肉痛などの軽いものですが、稀に間質性肺炎やうつ的な症状が見られることもあります。
そして、インターフェロンのウイルス性肝炎に対する治療効果は、B型肝炎では約30%・C型肝炎では50%~90%の患者に効果が有ることが確認されています。

インターフェロン医療費助成

インターフェロン医療費助成 1986年からインターフェロンは健康保険適用となっていますが、2008年度からB型肝炎とC型肝炎のインターフェロン治療に対して公的な医療費の助成が始まっています。この医療費の助成は、患者が負担するインターフェロン治療費の月額自己負担限度額を決め限度額を超えた部分を国と都道府県が助成する形を取っています。月額自己負担限度額は所得によって1万円と2万円に分けられています。

医療費の助成は原則として1年以内 この医療費の助成は原則として1年以内となっていますが、延長や2回目の利用も認められる場合があります。